この動画を見ていたらとんでもないことが暴露されていたw(゜o゜)w


【youtube】門田 隆将 「吉田調書」キャンペーンを徹底批判 

32:29頃
門 田隆将氏「この直前に菅首相が東電本店に乗り込んできてそして大演説をぶってるわけです。乗り込んで来たのは午前5:36ですけど、そこで細野さんと話し たり色々話したりするんですけど6:00までに大演説を菅さんがぶつわけです。それは、東電は撤退したら100%潰れる。逃げてみたって逃げ切れないぞ と。非常に激しい言葉で菅さんが演説をされるわけなんだけれど、それが響き渡った直後にこれが起こってるわけですよ。要するに6:00を過ぎて衝撃音が あってサプチャン(圧力制御室:筆者)の圧力が0になってこれはサプチャンに穴があいたかもしれないという事態が起こったのはその直後のことですから、そ うすると吉田さんが、退避をするなと一国の総理に言われた直後ですから、一方でその事態が来ている。前の晩から非戦闘員、協力業務員を含めて多くを脱出さ せないといけないということでマスダさんとの話合いは出来上がっていた。その直前に「逃げてみたって逃げ切れないぞ」と一国の総理の発言があった時に吉田 さんはね、ヘルメット被ってるんですよ。もう一度テレビ会議を、私も何度も見たんで、その瞬間の気持ちを慮って非常に、逃げてみたって逃げ切れないぞと言 われたってもうそんなこと言ってられない逃がさないといけないということで、画面上も危機感あれするためにヘルメット被ったわけです。ヘルメット被って色 んな対策しながらその後30~32分くらいだったと思いますが「最少人数を残して退避!」と叫ぶわけです。で、ドーっとこう2Fに行くわけなんですけど、 更に後の6:42にその柏崎のメモ①があったとしたら、これはもうパフォーマンス的に言った言葉でしょうね」

花田紀凱氏「パフォーマンスっていうのは要するに菅総理に対してってことね」

門 田氏「逃げてみたって逃げられないと言ってる人達に対して、いや、これは1F構内ですから、という意味のパフォーマンスをしてもおかしくはなかったと。で あの吉田さんというのは海水注入の時にあの3月15日のギリギリの場面の時でも、海水注入ストップ命令が来た時もテレビ上は海水注入ストップということで 担当者これはハツセさんという人なんですが、命令してますので、ところが事前にハツセさんのところに行って、テレビ会議ではこう言うけども海水注入を続け ろと。いいか、分かったかと。だから彼はその時々によってものすごいテレビ会議を意識して色んなことをやってるわけです。吉 田さんの前にスイッチがありましてね、全体に行くテレビ会議と、福島第一内だけのスイッチがあるわけです。で、重要なことは全体のやつを切って言ってるわ け。で、現場の人達はなぜ一糸乱れず2Fに行ったかというとスイッチのあれで2Fに行くっていうことが全体の会議には出てないと。これ多分言ってると思うんですよ。私もういっぱい聞きましたけどね、みんな2Fへの命令だったって。全員言いましたよ。だから、1Fに残れってそんなあるわけないでしょ。だって線量が、それこそ朝日新聞が2011.5.13に書いてる通り高放射能で汚染されてる②わ けですから。そこに留まれって場所があるわけがない。だって防護マスクがないわけです。そんな700人近い人が第一構内で留まるような防護マスクがありま せんから。防護マスクっていうのはフクシマ・フィフティ、これ実は69人ですけど、この人達が突入するのに必要なんですから。そのために置いてあるもの で、非戦闘員を構内で留めさせるために防護マスクを使われたら困るわけです。元々そんな数がないですから。
ですから、今回私非常に興味深かったの は、朝日新聞がこの報道やった時に他紙が全く後追いしませんでした。他紙が全く後追いしなかったのは、もちろん吉田調書持ってないことが一つの原因だけ ど、もう一つ私聞いてみたら、事実でないこと分かってるから。要するに、取材した人達はやっぱり作業員とか接触してるし色んなところで状況説明を聞いてる からこの朝日の所長命令に違反して9割が逃げたというのは本当でないと知ってますから、無視したという。」

花田氏「冷静に考えればこんな命令が出るわけないと」

門 田氏「記事読んでも根拠がないわけですよ。だから、ただ、この人達を貶めたいという。そして、さっき花田さんがおっしゃった自分たちの主張ですね。再稼働 かなんか、私さっきも言いましたが原発反対でも推進でもないんで、再稼働についてのコメントは控えますが、要するに自分たちのイデオロギーに事実を捻じ曲 げて持ってきて自分の主張をするというこのやり方については私はいかがなものかなあと思います。」

柏崎のメモ
テレビ会議が繋がっている柏崎原発でずっと走り書きのメモが取られていた

朝日新聞が2011.5.13に書いてる通り高放射能で汚染されてる
吉田所長は「1F構内に留まれ」と言ったのか? 補足資料


自分は門田隆将氏の言ってることが正しいかどうか判断できる材料を持ち合わせていないが
よく考えてみると(よく考えなくても)
吉田調書に書かれている「私2Fに行けって言ってないんですよ」という言葉が
実際に吉田所長の口から発せられた言葉通りなのかどうかは分からないわけで
それを裏取りするのがまず報道に必要な作業だろう

自分もよく書き起こしするので分かるが、話し言葉というのは書いている文と違ってあいまいな部分が出て来がちである
例えば「私2Fに行けって(つもりで)言ってないんですよ」というように言葉を補うとまるで変ってしまう

そして2011.3.15に朝日自身が書いた通りその命令自体がありえなかった、というのは筋の通った話

つまり
21鬼の首
https://twitter.com/NomuraShuya/status/513518546953838592

野村修也氏のツイッターの通り
吉田調書の中の一言だけで「命令違反で撤退」と決めつけるにはそもそも無理があった
という結論になろうかと思う

門田隆将氏は吉田昌郎氏のインタビューをとるのに色々なツテを辿って1年半かかったそうだ
吉田氏は不眠不休の作業だったために事実誤認もあるだろうから
事実関係を調べて確認して書いて欲しい
そして
「門 田さん、私はただのおっさんですよ。現場の連中が、あの放射能の中を、黙々と作業をやってくれたんだ。そんな危ないところを何度も往復する。それを淡々と やってくれた。彼らがいたからこそ、何とかできたと思う。私は単に、そこで指揮を執っていただけのおっさんです。だから、彼ら現場のことだけは、きちんと 書いて欲しいんですよ」
と言った
門田隆将・朝日新聞「吉田調書」報道の罪 4~6 の6

朝日新聞はそれを踏みにじり、門田氏は約束を果たした

追記2014.11.14
2011.7.29『事故時の状況とその対応について』p9
http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/hearing_koukai/051_koukai.pdf
29p9海水注入について官邸からは一時停止の指令が来るが、吉田所長の判断で注水続行した
その下り
「円卓にいた連中には中止すると言いましたが、それの担当をしている防災班長、〇〇といいますけれども、彼には、ちょっと寄っていって、中止命令はするけれども、絶対に中止してはだめだよという指示をして、それで本店には中止したという報告した

なので、門田隆将氏の言う通り、官邸に対してのパフォーマンスとしての1F構内への退避命令(実質は2Fへの退避命令)ということはあり得る話だと思う