呉善花さんの外国人記者クラブ会見2013.7.31
 
【youtube】Oh Seon-hwa(2)
18:36頃から
呉 善花さん「私は日本には大きく分けて3つの世界があると言っています。一つは欧米化された日本。二つ目はアジアの農耕的な社会。一般に外国人はこの二つの 日本はすごくよく分かります。また、中国韓国などアジアの国と似ているね、と感じるんですね。ところが日本には極めて独特なもう一つの世界がある。前近代 的、と言ったらちょっと変かもしれませんが、自然と共に生きて来た時代の感覚がある。自然と言っても日本の神々と生きて来た感覚があるんですね。

一般的にはこの感覚は近代化と共に薄れて追い出されていくものだけど日本の中にはこの三つの世界が混在しているんですね。ここがなかなか日本という国を理解できないところでもあります。私は最後の三つ目の世界というのは、日本には八百万の神々がいるんですね。」

ここで通訳さんが「八百万の神」という言葉をどう訳すか戸惑い呉さんに確認する
通訳さん「どこにでもいる、ということでしょうか、えーと、、、」
呉善花さん「たくさんの神がいるということです」

この通訳さんは一色正春氏の外国人記者クラブ会見の時にも通訳をしていて、一色さんの意を汲んで言葉をよく伝えてくれていると感じた。なので通訳さんの知識の問題とかそういうことではないと思う。
「アニミズム」ではダメなのかなと思ったが、その単語は前段で使われているのでそれでは表しきれない概念とみるべきなのか。
日本人の精神世界は英語で表現しにくいということなのだろう。
(だから日本語を破壊する者は日本を破壊する者なのである→やさしい人々


これは個人的な考えで笑ってくれて構わないのだが
八百万の神の世界を説明するのに分かりやすいのが「アンパンマン」ではないかと思っている
パンに命が宿る
バイキンマンも絶対悪で排除すべき敵というわけではない
(ポケモンもそういう世界かなと思う)

ご存じの方も多いと思うが
『本当は深すぎる「アンパンマンのマーチ」の歌詞まとめ』http://matome.naver.jp/odai/2133796388853385701

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

何の為に生まれて
何をして生きるのか答えられないなんて
そんなのは嫌だ!
今を生きることで 
熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!

忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも

そうだ!恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

【wiki】アンパンマンのマーチ
やなせが、海軍の特殊特攻隊員だった自身の弟に向けて作った歌詞であるという説があるが、 作者本人からはこれが正式に証言されたことはない(「弟の最後の写真がアンパンマンに似ている」との話もある)。とはいえ、この詞はやなせの「ほんとうの 正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そしてそのためにかならず自分も深く傷つくものです」という深い思いや人生経験がこめられた傾 向が見て取れる。
アニメ版では一番ではなく二番が歌われているが、一番の詞に「胸の傷」など子供向け番組にはそぐわない表現があるためとされており、冒頭のサビの歌詞も、原曲の一番の歌詞から二番の歌詞に変更されている。
(弟さんが特殊特攻隊員だったのは事実のようだ)

アンパンマンブラックノーズと魔法の歌
http://eiga.com/movie/55467/gallery/


「現在のような世界が昭和の初め頃に存在していたならば、日本が満州事変を起こすこともなかったろうし、いわんや大東亜戦争を始めることなど絶対なかったであろう。このことは日本人にも、世界の人々にも、ぜひ知っておいてもらわなければならないことである。」
渡部昇一『日本史から見た日本人・昭和編』