特報　ヘイトスピーチ過激化
表現の自由か　規制の対象か
国会　議論広がらず
欧州　ナチスを猛省

　「朝 鮮人は殺せ」「出て行け」と連呼するヘイトスピーチ（憎悪表現）デモが東京・新大久保などで続いている。 欧州各国では人種的憎悪や民族差別をあおる言動は犯罪だが、日本ではヘイトスピーチそのものを罰する法律 はない。安倍晋三首相が国会で懸念を表明したものの、政府は「法規制が必要なほどの差別扇動はない」との 立場を崩さない。野放しのままでいいのか。（佐藤圭）
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　在日特権を許さない市民の会（在特会）東京支部が一日に開いた「総決起集会」。約百五十人の参加者を前に、 桜井誠会長は言い切った。「韓国は文句ばかり言ってくる。日本社会に敵対心を持つ外国人に『出て行け』というのはヘイトスピーチでも何でもない」
 　在特会など右派系グループは、在日コリアンが多く住む新大久保などで数年前から嫌韓デモを行ってきた。今年に入ってから「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」「朝鮮人は皆殺し」といったヘイトスピーチが過激化している。 
　これに対し、デモのそばで「レイシスト（人種差別主義者）帰れ」と抗議する市民が登場。民主党の有田芳生参院議員ら国会議員約十人も「一線を越えた悪質な扇動」と反対ののろしを上げた。
 　 人権行政を担当する法務省は、ヘイトスピーチの定義について「概念は確立されていないが、人種や国籍など 特定の属性を有する集団をおとしめたり、差別や暴力行為をあおったりする言動」と説明する。在特会は「（デモに反対する勢力は）自分たちが気に入らなけれ ば『ヘイト』と決めつけている」と反発しているが、「殺せ」「出て行け」 は典型的なヘイトスピーチといえる。
 　安倍首相は先月七日の参院予算委員会で「一部の国、民族を排除しようという言動のあることは極めて残念」と発言。谷垣禎一法相は同九日の参院法務委員会で「許されるべきものではない」と強い口調で批判した。
 　ところが、法規制について問われると、とたんに口が重くなる。
 　特定の個人や団体ではなく、朝鮮人のような不特定多数の集団に向けられたヘイトスピーチは、現行法では民事でも刑事でも規制できない。

 弱腰見透かされ
 　 日本を含む百七十六カ国が加盟する国連人種差別撤廃条約では、各国にヘイトスピーチの法規制を求めているものの、日本は関連条項を留保したままだ。その理 由は「正当な言動までも不当に委縮させる危険を冒してまで処罰立法措置を検討しなければならないほどの差別扇動は今の日本にはない」。ヘイトスピーチが横 行する事態に直面した今も、外務省は国会で同じ答弁を繰り返している。谷垣氏は、具体的な対応策について「啓発活動に一層取り組んでいく」としか言わな い。
 　政府の弱腰は、嫌韓デモ側に見透かされている。集会終了後、在特会の米田隆司広報局長は記者団に「ヘイトスピーチが批判をはね飛ばし、国民大衆運動として盛り上げていく」と力を込めた。

「差別の実態調査を」 
　「日本政府自体が外国人を差別する政策をとり続けてきた。最近では朝鮮学校の高校無償化除外が最たるものだ。ヘイトスピーチにも真剣に向き合おうとしない」
 　ヘイトスピーチに詳しい師岡康子・大阪経済法科大客員研究員①は、政府の姿勢に批判の矛先を向ける。

渋る自民党政権 
　日本が人種差別撤廃条約に加盟したのは、旧社会党の村山富市首相率いる自社さ政権時代の一九九五年。条約は六五年、外国人を敵視するネオナチの台頭を背景に採択されていたが、歴代の自民党政権は加入を渋っていた。当時、ヘイトスピーチ条項を留保したのは自民党の意向とされる。
 　 一方、欧州などではヘイトスピーチ規制法制が整備されている。オランダでは「汚いトルコ人」「外国人は出て行け」と叫んだ男に八十時間の社会奉仕が命じら れた。英国では「有色人種はわれわれの国に対する脅威」とするパンフレットや反ユダヤのステッカーを配布した極右団体のリーダーが一年半の刑事施設収容と なった。「在特会などの『殺せ』『たたき出せ』などのヘイトスピーチは、欧州では刑罰の対象となる」（師岡氏）

　普段は「表現の自由」に無頓着に見える自民党政権だが、ヘイトスピーチ規制をめぐる議論では「表現の自由」を持ち出している。では、ヘイトスピーチを規制している欧州各国などには表現の自由がないのだろうか。
　規制を求めている人種差別撤廃条約は、むしろ表現の自由を守るためにヘイトスピーチを取り締まろうという発想だ。そこには、表現の自由に名を借りたヘイトスピーチがナチスドイツのユダヤ人迫害につながったことへの猛省がある。
　法規制の前に、市民の力で対抗すべきだとの意見も根強い。実際、新大久保などの嫌韓デモに抗議する市民の数は、デモ参加者を上回っている。
　師岡氏は「抗議活動の意義は大きいが、それだけではヘイトスピーチを阻止できず、ターゲットにされた人たちの塗炭の苦しみを止めることができない」と指摘した上で、法規制の必要性を強調する。
　ただ、政府のみならず、国会でも法規制の議論は広がりを欠いている。前出の有田議員は「デモの現場に足を運べば、その異様さ、反対している人たちの真剣さを実感できるが、大半の議員が何の行動も起こさない」と不満をあらわにする。
　師岡氏は「まずはヘイトスピーチと民族差別全般の実態調査を」と訴える。
 　 「政府は、何度も繰り返されてきた在日コリアンの子どもたちに対する暴言・暴行の被害調査もしておらず、人種主義的な動機に基づく事件の判例なども把握し ていない。ヘイトスピーチ対策を含めた包括的な差別撤廃政策を作るためには、実態調査が不可欠だ。ヘイトスピーチ規制に向けた調査は、嫌韓デモ参加者への けん制にもなる」 中日新聞 2013年6月8日(土) 朝刊27面(紙ソース)
引用はこちらから
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1370816845
紙ソースの書き起こしである
ありがたいことだ（ー人ー）

①師岡康子・大阪経済法科大客員研究員→障害者差別解消法≒人権擁護法案ｷﾀ(ﾟДﾟ;)！１　
師岡康子朝鮮学校支援
朝鮮学校を守れ！枝川基金設立される（１）子どもから学校を奪う東京都知事の末期的政治センスにＮＯと言う！
http://voicejapan2.heteml.jp/janjan/living/0505/0505220346/1.php
まあこんな人な訳ですよ
拉致被害家族は朝鮮学校支援に反対しているが
日本で最も重大な人権侵害である拉致の被害者のためになぜ動かない？
NPO法人資格も相当見直す必要があるだろう

②日本が人種差別撤廃条約に加盟したのは、旧社会党の村山富市首相率いる自社さ政権時代の1995年
村山政権と言えば村山談話である
藤井厳喜村山談話

【youtube】【藤井厳喜】村山元首相の妄言と「村山談話」を斬る―植民地主義、人種差別と戦った日­本[H25/6/9]
大変素晴らしいお話なのだが書き起こしするには長いので最初だけ

藤井厳喜氏「６月７日BSフジのニュース番組に村山元首相が出演しまして、村山談話の見直しはとんでもない、これを見直すと日本がアジアから孤立するなどと発言致しました。村山談話の妄言を斬る！ということでお話させて頂きます。

妄 言というのは正に嘘っぱち、事実に基づいてないということ。まず村山談話は無知、事実を知らない。そして無恥。恥を知らない発言であるということ。そして 何か勘違いしているようでありますけれども、自分の発言が永久の最高法規、憲法の上に立つかのような発言をしている。とんでもないことですね。村山談話と いうのは村山元首相個人の見解であると同時に村山内閣の見解であります。不幸なことに歴代内閣は踏襲すると言っておりますが、これはたまたま踏襲している だけです。そして村山談話はそれまでの内閣の立場を大きく変更しているんですね。田中内閣にしても大平内閣にしても過去の戦争については、侵略、侵略でな いというのは複雑な問題であって長い歴史の判断に任せる、という極めて妥当なことを言っております。

ある国から見れば侵略戦争であるもの がある国から見れば解放戦争である。解放戦争を別の立場から見ればテロリストの活動にもなるんですね。アメリカ独立戦争はアメリカから見れば素晴らしい独 立の一歩、イギリスから見ればイギリスへの反逆。インドもそうですね。インドはイギリスの植民地ですから、インドはイギリスから見たらとんでもない反逆者 ということになります。こういう判断は歴史に任せるという大平発言を覆したわけです。村山談話は村山内閣の決議を経ておりますから、村山内閣の見解であ る。たまたま次の内閣も踏襲していっただけのことで、未来永久この談話に縛られる訳ではない。何か村山さん法治主義を勘違いしてるんじゃないですか。知ら ないと言った方がいいでしょうね。憲法だって改正手続きを経れば改正出来るんですよ。村山内閣と異なる歴史観を持った内閣が出てきて異なる方針で内閣を やって何ら問題はないわけです。一談話が未来永久最高法規のように扱われなければならないとは、村山さんはいつから独裁者になったんでしょう。全く頭の構造がおかしいとしか言いようがないわけであります。ではなぜ、村山さんが無知で無恥なのかと言えば、村山談話によってそれまであった日本の信用がガタ落ちになったからです。

植 民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジアの国々に対して多大な損害と苦痛を与えました。とありますが、アジアの独立のために戦ったことが損害と 苦痛を与え、そして植民地侵略をしたことになるんでしょうか。私は全く間違っていると思います。全く事実を無視している訳であります。インドの、そしてビ ルマの独立のために戦うことがアジアを侵略することなんですか？独立戦争は多くの犠牲を出しましたけれどもそれは日本人が多大な苦痛を与えたことになるん でしょうか？日本は欧米の植民地支配からアジアを解放するために大東亜戦争を戦ったのであって、それは事実によって裏付けられております。

まず、侵略と言いますが、独立してない国は侵略出来ない訳 であります。まず、当時アジアにはタイと日本しか独立国はありませんでした。独立国に攻めて行った。それなら侵略と呼べるかもしれませんが、欧米の植民地 しかないところをそもそも原理的に侵略することは出来ません。そして日本と一緒に独立のために戦ったスカルノやハッタ、この人達も有罪なんですか？インド 独立のために戦ったインド独立政府の人達は侵略のために戦った悪い人達なんですか？インド独立の英雄チャンドラ・ボースは悪い人なんですか？アジアの解放はそんなに悪いことなんですか？

村山さんの発言は欧米、特にイギリスの植民地を持っていた国の言葉なんですね。しかしアジアの国々は日本軍をアジア独立の援軍として受け止めた訳です。村山談話は日本軍と一緒に戦った人達を蔑んでいるんです。」

言われてみれば全くその通り
談話踏襲の法的根拠は何もないわけである（目からウロコ
護憲派の方々が村山談話・河野談話踏襲を必死に主張しているが
→従軍慰安婦問題と辻元清美　
それは護憲とは矛盾する主張だったわけだ

いい加減にし７３１で書いたように数十年経ってようやく資料が公開され事実が分かってくるということもある
過去の歴史を現在の価値観で断罪することの愚かしさ
（これは「遡及」）
未来にまた別の価値観になった場合生じる齟齬をどうするつもりだろう
そして一人の人間が、例え一時首相であったとはいえ、歴史を断罪しそれを国民全てに強要する不遜が許されるのだろうか
日本軍のみならずかつて一緒に戦ったアジアの人達の名誉をも踏みにじる不遜が許されるのだろうか
（その中に朝鮮人も含まれているわけだが）

村山内閣は1994年～

日本の戦争責任を蒸し返し、改めて日本に謝罪と保証を求める中国系組織がアメリカで初めて結成されたのは1987年のことで、その名は「対日索賠中華同胞会」という。
→反日ネットワークの正体　

村山談話は反日ネットワークの動きと連動している
村山談話は「談話とは異なる歴史観、言論を封殺し日本を敗戦国に押しとどめる足枷」
 
冷戦終結を見越して打たれた布石であろう
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